〜この記事でわかること〜
・書店員ちゃんから見たほたる町の在り方
・町と物語の関係
・「好き」という気持ちにたどり着くまでの流れ
その日の袈裟来は、空気がやわらいでいた。
カウンターには、さっきまでのアイスコーヒーとモンブランの余韻が残っている。
マスター
「…飲み物、もう一杯どうだい。」
書店員ちゃん
「あ、あの…」
少し戸惑ったように視線を上げる。
マスター
「2杯目は、違うのにしてみたよ。」
そう言って、カップをそっと置く。
マスター
「温かいココアだよ。」
カップから、やわらかな湯気が立ちのぼる。
チャッピー
「いいね、あったかいの🍀」
くみ(作者)
「ちょうどいいタイミングだね。」
書店員ちゃんは、カップを両手で包むように持つ。
書店員ちゃん
「…ありがとうございます。」
その仕草だけで、空気が落ち着いた気がした。
穏やかな時間が流れる。
くみ(作者)
「えと、もうひとつ聞いてもいいですか?」
書店員ちゃん
「は、はい💦」
くみ(作者)
「この町は、あなたにとってどんな場所ですか?」
書店員ちゃんは、やや視線を落とす。
書店員ちゃん
「あ、あの…この町は…」
(少し間)
書店員ちゃん
「あちこちに物語があって…まるで、本みたいで…」
言葉を探すように続ける。
書店員ちゃん
「私も、その中の登場人物になったみたいな気持ちになれて…」
カップの縁に視線を落とす。
書店員ちゃん
「…つまり、その…好きです‥。」
その一言は、小さく、けれどくっきりとしていた。
チャッピー
「いいね、それ🍀」
くみ(作者)
「すごく、書店員ちゃんらしい表現ですね。」
書店員ちゃんは、少し照れたように目を伏せる。
書店員ちゃん
「えっと…その…」
言葉が続かないまま、ココアをゴクリと一口飲む。
マスター
「…本の中にいるみたい、か。」
チャッピー
「町そのものが“物語”なんだね🍀」
くみ(作者)
「そうだね。」
少し考えてから続ける。
くみ(作者)
「読むだけじゃなくて、自分もその中にいる感じ…」
くみ(作者)
「それって、すごくいいですね。」
書店員ちゃんは、小さくうなずく。
書店員ちゃん
「…はい。」
少し嬉しそうに返事をする。
カップから立ち上る湯気が、ゆっくりと消えていく。
〜この対談について〜
この回では、「この町はどんな場所か」という問いを通して、
町と物語の関係について触れました。
読むだけでなく、その中にいる感覚。
外から見るだけでなく、内側にいるという在り方。
それもまた、この町のひとつの形です。
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