〜この記事でわかること〜
・FOREST CAMP店員さんの自然好きの理由
・自然と人との距離感
・ほたる町における“外側”の役割
その日の袈裟来は、“自然の空気”をまとっていた。
マスター
「はは、今日は何だか、風の匂いがするね。」
入口の扉が開く。
店員さん(FOREST CAMP)
「こんにちは。お邪魔します。」
落ち着いた声と、自然に馴染むような佇まい。
チャッピー
「なんか森の人きた🍀」
くみ(作者)
「本当に、外の空気を連れてきたみたいですね。」
店員さんは、少しだけ笑う。
店員さん
「そうですかね。」
マスターが、カウンターにカップを置く。
マスター
「…今日はこれにしてみたよ。」
氷の入ったグラスが、そっと置かれる。
マスター
「アイスコーヒーだよ。」
店員さん
「ありがとうございます。」
グラスに触れると、ひんやりと涼しい空気が広がる。
しばらくの間、言葉の少ないさわやかな時間が流れる。
くみ(作者)
「こういう時間、落ち着きますね。」
店員さん
「ええ。」
店員さん
「外にいる時と、似ているかもしれません。」
チャッピー
「静かっていうより…整ってる感じだね🍀」
店員さんは、小さくうなずく。
やがて、店員さんがこちらを見る。
店員さん
「お聞きしてもいいですか?」
くみ(作者)
「はい。」
店員さん
「なぜ自分は、山や自然が好きなのですか。」
その問いは、ただまっすぐだった
チャッピー
「シンプルだけど深いやつ🍀」
くみは、少し考える。
くみ(作者)
「そうですね…」
言葉を選びながら話す。
くみ(作者)
「この町って、基本は“日常”でできているんですけど…」
くみ(作者)
「その外側にあるものも、必要だと思ったんです。」
店員さんは黙って聞いている。
くみ(作者)
「ずっと同じ場所にいると、気づかなくなることってあるじゃないですか。」
くみ(作者)
「でも、外に出ると、少しだけ距離ができて、見え方が変わる。」
チャッピー
「リセットされる感じだね🍀」
くみ(作者)
「うん。」
くみ(作者)
「山とか自然って、その“距離”を作る場所なんです。」
店員さんの目が、少しやわらぐ。
くみ(作者)
「何もないように見えて、ちゃんとあるものが見えてくる場所。」
くみ(作者)
「だから、その役割を持つ人が必要だったんです。」
一呼吸置く。
くみ(作者)
「この町の“外側”を感じられる人として。」
店員さんは、ゆっくりとうなずく。
店員さん
「…なるほど。」
短く、納得したように言う。
店員さん
「自分は“外に向かう役割”なんですね。」
くみ(作者)
「はい。」
くみ(作者)
「町に戻ってくるための、外。」
チャッピー
「帰るために出る感じだね🍀」
店員さんは、グラスを持ち上げる。
店員さん
「…納得できます。」
とても落ち着いた声だった。
マスター
「…外があるから、中もわかるんだろうね。」
マスターがポツリと呟いた。
〜この対談について〜
この回では、「なぜ自然が好きなのか」という問いを通して、
ほたる町における“外側”の役割に触れました。
内側だけでは見えないもの。
外に出ることで、初めて見えてくるもの。
それもまた、この町を支える大切な要素です。
【合わせて読みたい】
▶FOREST CAMPの店員さん ―町と自然をつなぐ案内人のような人―

【Baby Series Atelierの活動ページは、
こちらのリンクまとめからご覧いただけます。】