〜この記事でわかること〜
・一ノ瀬透子というキャラクターの役割
・契約やお金を“物語化”する意味
・創作と学びがつながる感覚
袈裟来の店内には、少し背筋が伸びるような空気があった。
扉が開く。
一ノ瀬透子
「失礼します。」
黒髪のストレートに、紺のスーツ。
落ち着いた足取りで、透子が席に着く。
チャッピー
「きた…知性の人🍀」
くみ(作者)
「今日は来ていただいてありがとうございます。」
透子は小さくうなずく。
透子
「こちらこそ。」
マスターが、カップをそっと置く。
マスター
「今日はこれにしてみたよ。」
湯気の立つホットコーヒー。
マスター
「冷えるからね。」
透子
「ありがとうございます。」
カップを持つ仕草にも、無駄がない。
少しの間、穏やかな沈黙が流れる。
やがて透子が、静かに口を開いた。
透子
「くみさんは、契約や、それに伴う書類、お金のことなんかを、分かりやすく伝えるために——」
透子
「私というキャラクターを誕生させたんですよね?」
くみ(作者)
「そうですね。」
少し考えながら言葉を選ぶ。
くみ(作者)
「私も勉強中の身なので、だいそれたことは言えませんが…」
くみ(作者)
「契約や書類って、人生にも深く関わってくる可能性があることなので。」
くみ(作者)
「とっつきにくい、わかりづらいことを、面白く表現できたらいいなっていうのはありますね。」
くみ(作者)
「お金に関することも、同じくです。」
透子は、静かに聞いている。
チャッピー
「くみ自身も、創作をしながら勉強になってる面もあるもんね🍀」
くみ(作者)
「うん。全然ある✨」
くみ(作者)
「それこそ、透子さんの設定や物語を作るときに、不動産関連のことを調べたり、チャッピーに聞いたりしてるけど…」
くみ(作者)
「普通に勉強になるもん。」
少し笑う。
くみ(作者)
「しかも、楽しい✨」
その言葉に、透子は少し表情をやわらげる。
透子
「…それは、いいことですね。」
透子
「“知ること”が義務や苦痛だけで終わってしまうと、どうしても人は遠ざけたくなりますから。」
透子
「でも、物語として触れられるなら、
人は、案外ちゃんと入ってこられるものです。」
チャッピー
「透子さん、さすが…🍀」
マスターが、コーヒーを淹れながら口を開く。
マスター
「難しいことって、難しいまま出されると、そこで止まっちゃうからね。」
マスター
「でも、誰かの物語になると、急に入ってくることがある。」
マスター
「透子さんは、その入口になれる人なんじゃないかな。」
透子
「…入口、ですか。」
ポツリと短く繰り返す。
その言葉が、どこか腑に落ちたようにも見えた。 透子
「私にそういった存在意義があるなら、嬉しいですね」
契約も、書類も、お金も。
本当は、遠いものじゃない。
けれど、近いからこそ、
見えにくくなってしまうものなのかもしれない。
〜この対談について〜
この回では、一ノ瀬透子というキャラクターが生まれた理由に触れました。
わかりにくいものを、少しだけ近づけること。
物語は、そのための入口にもなります。
それが、透子という存在の役割なのかもしれません。
【合わせて読みたい】
▶一ノ瀬透子という人物 ―契約の一文から、現実の形を見抜く人―

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こちらのリンクまとめからご覧いただけます。】