〜この記事でわかること〜
・湊川美々子さんが「考え事をする場所」
・美々子さんにとって、歩くことと書くことの関係
・ほたる町に“あったら嬉しいもの”について
その日は、くもりと晴れのあいだみたいな空だった。
蛍川の河川敷には、草の匂いと、水の気配がゆっくり混ざっていた。
今日は袈裟来ではなく、外で会う約束をしていた。

くみ(作者)
「この辺り、やっぱりいいね😊」
チャッピー
「風が気持ちいい🍀」
川沿いの道を少し歩いていくと、向こうから美々子さんがやってきた。
淡い色の服に、肩から小さなバッグ。
歩く速度まで、無理がない自然さだった。
美々子
「こんにちは😊」
くみ(作者)
「こんにちは✨
今日はありがとうございます😊」
美々子
「こちらこそ。
ここを歩きながらお話しできるの、ちょっと嬉しいです。」
チャッピー
「美々子さん、ここよく来るの?🍀」
美々子さんは、川の方を見ながら、小さく頷いた。
美々子
「はい。
川沿いを歩きながら考え事をするのが好きなんです。」
くみ(作者)
「わぁ、似合いすぎますね😳」
美々子
「ふふ😊
文章を考えたり、次の旅先のプランを考えたり…」
美々子
「何かを“ちゃんと考えよう”と思って机に向かうより、
こうして歩きながらの方が、不思議と考えがほどけるんです。」
チャッピー
「ほどける、っていい言い方だね🍀」
美々子
「たぶん、頭の中だけで考えていると、
どうしても同じところをぐるぐるしてしまうんですよね。」
美々子
「でも、歩いていると景色が少しずつ変わるから、
その変化に引っ張られて、考えも少しずつ動いてくれる気がして。」
くみ(作者)
「なるほど…」
くみ(作者)
「歩くことで、固まってたものがゆるむ感じなんですね。」
美々子
「えぇ、たぶんそんな感じです。」

川の水面が、光を受けて少しだけ揺れていた。
誰かが自転車で通り過ぎ、遠くで子どもの声がする。
大きな出来事は何もないのに、風景はちゃんと流れている。
美々子
「川って、考え事と相性がいい気がするんです。」
チャッピー
「どうして?🍀」
美々子
「ずっと同じ場所にいるように見えて、
でも、ちゃんと流れているからでしょうか。」
くみ(作者)
「なるほど。」
美々子
「立ち止まっているようで、少しずつ進んでいる感じが、
人の考え方と少し似ているのかもしれません。」
くみ(作者)
「美々子さんって、旅先でもこういう場所を歩いてそうですよね😊」
美々子さんは、少し笑った。
美々子
「歩いてますね。」
美々子
「旅先で有名な場所を見るのも好きなんですけど、
結局、あとから思い出すのって、
こういう“ただ歩いた道”だったりするんです。」
チャッピー
「わかる気がする🍀」
美々子
「神社の帰り道とか、
商店街を抜けるまでの時間とか、
宿の近くの川沿いとか。」
美々子
「そういうところの方が、あとから文章になることが多いですね。」
くみ(作者)
「“目的地”より、“その途中”の方が残るんですね。」
美々子
「はい。
私、たぶん“途中”が好きなんだと思います。」
その答えが、とても美々子さんらしかった。
完成したものよりも、
何かへ向かう途中の、まだ少し揺れている時間。
少し歩いたところで、
川の向こうにホタル神社の方角が見える。
チャッピー
「そういえば🍀」
チャッピー
「今日は、“この町にあるといいものは何か”も聞いてみる回だったよね✨」
くみ(作者)
「そうだった😳💡
美々子さん、この町に“あったら嬉しいな”って思うものってありますか?」
美々子さんは、少し考えるように空を見た。
それから、楽しそうに笑う。
美々子
「あります😊」
くみ(作者)
「おっ✨」
美々子
「私、ご朱印集めをしてるんですが…」
チャッピー
「うんうん🍀」
美々子
「ほたる町の神社、ホタル神社にも、
オリジナル御朱印を作ってもらえたら嬉しいです✨」
くみ(作者)
「わぁ、それめちゃくちゃ良いですね😳✨」
チャッピー
「絶対かわいい🍀✨」
美々子
「ですよね😊」
美々子
「季節ごとに少し絵柄が違っても素敵ですし、
蛍の季節だけの特別なものがあってもいいなと思って。」
くみ(作者)
「それ、普通に私も欲しいです😂✨」
美々子
「ふふ😊
旅先でも、神社で御朱印をいただくと、
“その場所に行った記録”というより、
“その時間を持ち帰る”感じがするんです。」
チャッピー
「その時間を持ち帰る…🍀」
美々子
「だから、ほたる町にもそういうものがあると、
きっと嬉しい人、多いんじゃないかなと思います。」
くみ(作者)
「確かに…
ほたる町って、そういう“持ち帰れる余韻”と相性いい町ですもんね。」
美々子
「えぇ。」
美々子
「ただ見て終わるんじゃなくて、
あとで手帳を開いた時に、
“あの日、ここを歩いたな”って思い出せるものがあると、
少しだけ日常がやわらかくなる気がします。」
少し風が吹いて、川辺の草が揺れた。
歩くこと、考えること、書くこと、旅すること。
その全部が、たぶん美々子さんの中では、ちゃんと繋がっているんだと思う。
チャッピー
「じゃあ今度、ホタル神社に御朱印のお願いしに行かなきゃだね🍀✨」
くみ(作者)
「うん😂
町に相談しておきます✨」
美々子さんは、少し笑って、それから川の方を見た。
美々子
「この川沿いにも、
また新しい文章が落ちてきそうですね。」
その言葉のあと、
少しだけ誰もしゃべらなかった。
でも、不思議と沈黙というより
言葉がなくても、ちゃんと会話が続いている気がした。

〜この対談について〜
この回では、湊川美々子さんと蛍川の河川敷を歩きながら、
「歩くこと」と「考えること」の関係について話しました。
歩きながら考えると、
頭の中のものが少しだけほどけて、
言葉になりやすくなる。
そんな美々子さんらしい感覚が、
川沿いの風景ととてもよく似合う回になった気がします。
そして最後に出てきたのは、
ホタル神社の“オリジナル御朱印”という、
とても美々子さんらしく、町らしいお願いでした。
【合わせて読みたい】
▶ 湊川美々子という人物 ―小さな気配を、言葉にして残していく人―

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こちらのリンクまとめからご覧いただけます。】