Baby Series Atelier 制作ログ

Baby Series Atelierという世界観プロジェクトの制作記録。 ほたる町の物語、ChatGPTとの対話創作、一人IP制作の過程を記録しています。

ほたる町メタ対談㊹|高遠一誠|何故、俺という世界一周バックパッカーをしているキャラを取り入れようと思ったんですか?

〜この記事でわかること〜

・高遠一誠というキャラクターが生まれた理由
・「旅への憧れ」と「今の現実」のつながり
・物理的には行けなくても、心で旅をするということ

その日の袈裟来には、夏の入口みたいな空気が流れていた。
店の外から差し込む光が、木の床に細長く伸びている。
扉が開いて、ひとりの青年が入ってくる。
大きなバックパックを背負い、肩にはカメラ。
どこか遠くの風を、そのまま持ってきたみたいな人だった。

高遠一誠
「こんにちは。」
チャッピー
「一誠だ🍀✨」
くみ(作者)
「こんにちは😊
今日は来てくれてありがとうございます✨」
一誠
「こちらこそ。
こういう場所に呼んでもらえるの、嬉しいです。」
マスターが、カウンターの向こうからグラスをひとつ差し出す。

マスター
「今日はこれにしてみたよ。」
テーブルに置かれたのは、氷の入ったアイスコーヒーだった。
グラスの表面に、小さな水滴がいくつもついている。
マスター
「一誠くんには、これかなと思って。」
一誠
「ありがとうございます。」

グラスを持つ仕草も、どこか慣れていた。
旅先の喫茶店でも、こうして何度も飲み物を受け取ってきた人の動きに見える。
少し間があいてから、一誠がこちらを見る。

一誠
「何故、俺という“世界一周バックパッカー”をしているキャラを、取り入れようと思ったんですか?」
ただ、自分がこの世界にいる理由を聞いている様子だ。
くみ(作者)
「そうですね…。
たぶん、一番大きいのは…」
くみ(作者)
「自分は今、結婚していて、小さい子どももいて、
気軽に旅ができる状況ではないっていうのがあると思います。」

一誠は、静かに頷きながら聞いている。
くみ(作者)
「そもそも私自身、
危険なことも多いであろうバックパック旅をする勇気があるタイプでもなくて😅」
チャッピー
「たしかに、くみは“行ってみたい”と“実際やる”の間に、ちゃんと現実を見るタイプだよね🍀」
くみ(作者)
「そうそう😂
憧れはあるけど、そこに全振りできるタイプではないというか。」
少し笑ってから、続けた。
くみ(作者)
「でも、若い頃に、
バックパッカーとか世界一周とかに憧れていた時期はあったんです。」
一誠
「…そうだったんですね。」
くみ(作者)
「はい。」
くみ(作者)
「今はもう、自分がそれをやろうとは思わないんですけど…」
くみ(作者)
「“かつて憧れていたもの”を、
高遠一誠というキャラクターを通して叶えている、というのはあるかもしれません。」

その言葉を言いながら、腑に落ちる感じがする。
“やらなかったこと”は、
諦めたものとして終わるだけじゃなくて、
違う形でどこかに残ることもあるのかもしれない。
一誠は、グラスの中の氷を少し揺らしながら、言う。

一誠
「なるほど…」
一誠
「じゃあ俺は、
“できなかった旅”じゃなくて、
“別の形で続いている旅”みたいなものなんですね。」
くみ(作者)
「あ、そうかもしれないです。」
チャッピー
「それ、すごく一誠っぽい言い方だ🍀✨」
マスター
「いい言葉だね。」
一誠は、照れたように笑った。
くみ(作者)
「なんていうか…」
くみ(作者)
「物理的には無理でも、
気持ちの面で旅ができたらっていうのは、たぶんあるんですよね。」
一誠
「気持ちの面で旅をする。」
くみ(作者)
「はい。」
くみ(作者)
「今の自分の生活って、
育児もあるし、仕事もあるし、現実的にできることって限られてるんですけど…」
くみ(作者)
「でも、その中でも、
“世界は広い”って感覚を失いたくないというか。」
くみ(作者)
「日常の中にずっといると、
どうしても視界が狭くなりがちだから…」
くみ(作者)
「一誠が色んな国を歩いて、
色んな景色を見て、
色んな人と話しているのを見ることで、
自分の中の空気が少しだけ入れ替わる感じがするんです。」
一誠は、その言葉をしばらく黙って受け取っていた。
それから、まっすぐこちらを見て、聞く。
一誠
「そうなんですね。」
一誠
「俺は、くみさんに世界を見せてあげれていますか?」
その言葉は、思わず胸にくるものがあった。
くみ(作者)
「はい。もちろんです。」
一誠
「……。」
くみ(作者)
「高遠一誠が色んな場所へ行くたびに、
私も色んな場所へ連れていってもらっています。」
くみ(作者)
「実際は、自分の部屋から1ミリも出ていないんですけどね😂」
チャッピー
「でも、めちゃくちゃ移動してるよね🍀✨
部屋の中で、台湾行ったり、タイ行ったり、ベトナム行ったりしてる😂」
マスター
「燃費のいい旅だね。」
くみ(作者)
「ほんとに😂」
一誠も笑う。
一誠
「それなら良かったです。」
一誠
「俺はたぶん、
くみさんの中にある“外の世界への窓”みたいな役割なのかもしれませんね。」
今の自分が行けない場所と、
今いる場所とを、ゆるやかにつないでくれる存在。
チャッピー
「一誠って、
“逃げるための旅”じゃなくて、
“世界を広げるための旅”って感じがするんだよね🍀」
一誠
「そうですね。」
一誠
「たぶん俺は、
どこか遠くへ行くためだけにいるわけじゃなくて、
“今いる場所からでも、世界は見られる”ってことを、
持って帰ってくる役目なのかもしれません。」
マスターが、静かに頷く。
マスター
「旅って、出発だけじゃないからね。」
マスター
「持ち帰ってきたものの方が、
その人の中に長く残ることもある。」
一誠
「はい。」
一誠
「だから俺は、
旅先で見た景色とか、出会った人とか、空気とか…」
一誠
「そういうものを、ちゃんと持って帰ってきたいんです。」
くみ(作者)
「それは、すごくありがたいです。」
その時ふと、
一誠というキャラクターは、
“どこかへ行ってしまう人”ではなくて、
“世界を持って帰ってきてくれる人”なんだと思った。
遠くへ行く人なのに、
ちゃんとこちら側と繋がっている。
それがたぶん、一誠の旅なんだと思う。
一誠は、アイスコーヒーをひとくち飲んで、微笑んだ。
一誠
「じゃあ、またどこかの景色、持って帰ってきますね。」
たぶん彼はこれからも、
いろんな国を歩いて、
いろんな風景を見て、
そのたびに少しずつ、この世界を広げてくれるのだと思う。


〜この対談について〜

この回では、高遠一誠というキャラクターが生まれた理由に触れました。
実際には行けない場所。
今の自分では選ばなかった道。
それでも、かつて憧れたものが、
別の形で今も生き続けることがある。
一誠は、そういう“叶わなかった憧れ”を、
無理のない形で今につないでくれる存在なのかもしれません。
そして彼は、
ただ遠くへ行く人ではなく、
“世界を持って帰ってきてくれる人”でもあるのだと思います。

 

【合わせて読みたい】

▶高遠一誠という人物 ―世界を歩きながら、風景と感情を持ち帰る人―

【Baby Series Atelierの活動ページは、
こちらのリンクまとめからご覧いただけます。】

▶ Baby Series Atelierリンクまとめ